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そらいろのたね

そらいろのたね

絵本の中にはなんというかわくわくする展開の絵本があります。

 

腹ペコあおむしのどんどん大きくなって最後はチョウになるというカタルシスもそうですが、それとは違う形でどうなるんだろうと不安で期待させるのが『そらいろのたね』です。

 

いやいやえんで有名な2人の絵本ですね。

 

全体てきにもっとポップですけど、似たにおいを感じる絵本です。

 

2人の魅力が感じられる『そらいろのたね』を紹介していきます!

【合わせて読みたい】

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そらいろのたねの魅力

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なんというか最初のシーンでポンと自分の宝物のもけい飛行機とそらいろのたねを交換してしまう主人公ゆうじ君のいさぎよさというか、思い切りの良さにびっくりします。

 

なんかもうひと押しされて交換するかと思ったら、本当にあっさりと飛行機とたねを交換していました。

 

自分の宝ものである飛行機と、なんだかよくわからないそらいろのたねを交換なんて、私ならぜったいにしないです。

 

そして最初のシーンでおもしろいのがもう一つ、物語の主役でもあるそらいろのたねが一切描かれてないことです。

 

だから読んでいる人はそのたねがどんなたねなのか想像するしかありません。

 

最初に読んだときはあまり違和感を感じませんでした。

 

絵本を読んだあとにもう一度最初のシーンを読むと、強烈にそのたねがどんなたねだったのか見たくなります!

 

家がさく

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そらいろのたねに水をやると家が咲きます。

 

ゆうじくんはそれを喜ぶだけで親に報告することもなく、さいた家にどんどん水を与えて大きくしようとします。

 

ゆうじくんすごいなぁって思ってみていました。

 

家が咲いただけでもすごいのに、それが大きくなったらもっとすごいなぁっと思ってページをめくると、ご要望に応えて家が大きくなっていきます。

 

そして住民が住み始めます。

 

最初はことり、次にねこ、次はぶたで、とどんどん住人が増えていきます。

それでもそらいろのたねのお家はどんどん大きくなるので次々と住人を受け入れます!

 

住人たち

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そういえば家に住もうと来た動物たち全員ふつうに話しています。

まぁキツネもそうですが…

 

というかぶたにいたっては魔女のようなとんがりぼうしをかぶっています。

 

ネコも黒ネコだし、なんか魔女を連想させるものが多いです。

 

あやうい展開になるのかなぁっと思っていたら、ついにゆうじくんが入れまでに家が大きくなります。

 

しかも気前よく友達をたろう、はなこ、しげる、ひろこ、くみこをまねき入れます。

 

次はなんだろうと思ったらぞうが3匹やってきて入ってしまってもう豪邸です。

 

ぐりとぐらま歩いてお家に入ってきます(*'▽')

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐらもこの2人の作品だったんだなぁっと驚きました!

 

巨大な家

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どんどん大きくなった家でみんなで仲良く住んでいると、最初のきつねがこんなすばらしい豪邸は模型飛行機と交換しちゃもったいないということで、またまたゆうじくんに頼んで巨大な豪邸と飛行機を交換してもらいました。

 

のんびりキツネが豪邸で暮らしていると、どんどん大きくなった家は太陽にぶつかり消えてしまいました。

 

後にはそらいろのたねと最初にゆうじくんが書いた立て札と、目をまわしたきつねが一匹ねころんでいましたとさ。

 

キツネの魅力

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この物語の最大の謎はなんでキツネがこんなに不思議なそらいろのたねをもっていたのかです。

 

次の不思議はなんでゆうじ君は宝物とたねを交換したかです。

 

よっぽどきれいだったのでしょうか?

 

そらいろのたねはこの行間を読むのがとても楽しい物語になっています。

 

最初にキツネがたねと飛行機を交換してほしいと申し出た時点でなんだかやな予感がしていました。

 

そのたねはすごい残念なたねなんじゃないかとか、その辺で拾ったぜんぜん自分の宝ものじゃないたねを飛行機ほしさに交換したんじゃないかとか。

 

あとはキツネというキャラクターの持っているいじわるとかいたずら好きとかこずるいとか、そこらへんもあって大丈夫かなと不安でした。

 

それが家ができてものすごい宝物と交換してくれたんだとうれしくなり、その家がどんどん大きくなることで期待が膨らんで、それを返してくれと言われてキツネを憎らしく感じて、ゆうゆうと暮らしているキツネがお家と一緒にふっとんで、ちょっとすっとして、でもキツネが少し心配で、生きててよかったと思います。

 

そこらへんがきもちい作品でもあります。

 

そらいろのたねとは?

感情がジェットコースターのようにシェイクされる作品です。

 

それが心地よくて気持ちいいです。

 

浮遊感のある夢のような物語です。

 

よければぜひ一度読んでみてください!

たぶん図書館にもあると思います('◇')ゞ