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すてきな三にんぐみ

すてきな三にんぐみ

絵本には不思議なものが多いです。

私はそんな不思議な絵本が大好きです。

 

この『すてきな三にんぐみ』もそうです。

 

今回は『すてきな三にんぐみ』という絵本について語って行きます!

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ストーリー

この絵本はものすごいダークな雰囲気で、強盗の話です。

ほとんどのシーンが夜で暗闇です。

 

馬車を止めて乗客を脅して金品をせしめて、それをせっせと溜め込んでいた三人ぐみの話です。

 

胡椒で馬を止めて、斧で車輪を壊し、ラッパ銃で乗客をおどすというとても効率的なやり方で、何度も何度も強盗を成功させています。

 

強盗3人組

3人とも黒づくめで、マントに長い帽子という特徴的な格好です。

 

暗い闇の中で動く3人ぐみの怖いこと。

 

前半はとくにおどろおどろしい雰囲気があります。

 

3人の強盗の武器の意外性とかっこよさ。

不気味な黒づくめの格好。

馬まで真っ黒で、馬車も何もかも真っ黒くろけの絵です。

 

少女

そんな中で、あるとき襲った馬車に1人だけ少女がいました。

前半の真っ暗闇の中で、少女だけがピカピカ輝いています。

 

少女は3人組の溜め込んだお宝を見て大喜び。

 

これ何に使うのと言われます。

 

3人組は悩んでしまいます。

何に使おうか考えていなかったからです。

 

オチ

3人はそれから孤児を引き取って、みんな同じ帽子とマントを与えて育てました。

 

その国ではマントと帽子の住民たちばかりになりました。

 

そして3人組をかたどった3つの帽子をかぶったような塔を立てましたとさ…

 

おしまい。

 

ツッコミ

いや、3人組どこ行ったんだよ。

強盗したお金で育てられたんだけどそれはいいのか?

 

結果的にたくさんの人を幸せにしたから、今までの罪は帳消しなのだろうか?

色々考えて悩んでついつい読み返してしまいます。

 

この中毒性がすてきな3人ぐみの特徴です。

 

善とか悪とか。

幸せにした数の多さで罪は帳消しになるのかとか。

そもそも国ができてしまうほど多くの人を助けたならそりゃ勝ちだろうなぁとか。

 

3人組はその後も強盗を続けたんだろうかとか。

 

お宝と女の子だけ輝いていたのはそれらが救いの象徴だったのだろうかと、色々考えさせられます。

 

私とすてきな三人ぐみ

風邪をひいた休みの日の布団の中なんかでよく読んでいました。

 

熱を出した時は頭が回らなくて、テレビを見るのに疲れます。

 

なので刺激の少ない教育番組を見たり、絵本を読んだりするのが体調不良の時の私の楽しみでした。

 

特に絵本は刺激が少ない上に考えさせられる話が多くて、想像を羽ばたかせるのにちょうどよくて、しかも本能的に語りかけてくるシーンも多くて、脈絡がなくて面白かったです。

 

文字が読めていない子供だから、本能的な刺激が必要で、怖がらせたり笑わせたりする必要があります。

 

本能的な刺激があって子供でも楽しめるものになっていて、それが不思議で面白かったです。

 

まとめ

ハッピーエンドなんて一切想像できないおどろおどろしい表紙なのに、中身は極上のハッピーエンドです。

 

罪とか罰とかお金というものについて考えさせられるものになっていて、3人組という人間が本当にいたのか。それは神様の化身だったのではないかと思わせるようなラストが素晴らしいです。

 

3人組がすてきだったのではなくて、この絵本に出てくる人たちは多分みんなすてきだったから、だからこんなすてきなエンディングを迎えられたのだと思います。

(そうでなかったら子供たちは帽子とマントを脱ぎ捨てているでしょうから)

 

そして最後に。

3人組の目的は子供たちを助けたかったのでしょうか?

それともマントと帽子を流行らせたかったのでしょうか?

 

勝手にこの3人組なら後者なのではないかと、そんな考察をしてみたりします。

 

そんな想像もできるのもこの絵本の魅力です。

あまりにも言葉足らずでこの絵本の結末もこの3人組みたいです☺️