昨日のアジの干物があんまりにおいしかったので、お茶漬けに入れてみたらどうかなぁっと思って試してみました!
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よくあぶったアジの干物とお茶漬けの素を、少し冷めたご飯の上に乗せて、熱い※番茶を注ぎます。
※緑茶
お茶漬けとアジのいい匂いがたちのぼります。
上に乗ったアジの干物をしっぽから食べていきます。
焦げたしっぽにお茶が注がれて香ばしくいいダシが出ています。
お茶漬けのおいしさが、このダシで一段おいしくなっています。
パリパリと干物を食べて、骨についた身をこそぎ落しながらお茶をすすります。
ああ…
うまい。
魚の脂(あぶら)でお茶漬けがあまくなっています。
家にあった鮭茶漬けで作ったのですが、できれば海苔茶漬けの方がアジの干物のうまみを十分に感じられると思います。
ご飯をすすりこむと、パリパリのおかきがきもちいい。
アジの身をほぐして、ごはんと一緒にするするとかっこみます。
ダシが身に沁みます。
焦げた味が全体に広がって、香ばしさが増してそれがまたうまい。
全身に幸せが広がって、湯気のようにたちのぼっているのがわかります。
寒い日に食べるお茶漬けのおいしいこと。
夢中になってかっこみます!
だんだんとおかきがふにゃふにゃになって、ご飯が汁気を吸い込んで…
そうなってもアジの塩気とうまみでハシがすすみます!
細かい骨はよくあぶってあるのでぱりぱりと食べられます。
この骨とその間の身を一緒に食べれるのがほんとうにうれしい。
お茶にひたって骨がやわらかくなっているので、大きな骨以外は皮まで全部食べられます。
残った骨を器から出して、汁とアジのかけらと米をすすりこみます。
大きく息を吐きながら、からんと箸をどんぶりに放り込みます。
このぼーっとする時間が好きです。
体の中に快感がうずまいて、でも口にすることは何もなくて、心地よさの渦に身をゆだねる時間。
恍惚と呼ぶのでしょう。
うんっと伸びをして頬杖をついて、さてきょうはこれから何をしようと考えます。