このブログはスーパーファミコン版ドラクエⅤのネタバレを含みます!
妖精の村の魅力はなんと言っても、自宅の地下が異世界につながるということだと思います。
そのうえでその妖精の世界を救えるのはあなただけだと言われます。
王道ファンタジーものの開幕です。
いや、もともとファンタジーなのですが…
それでもあまりにも王道なヒーローもののストーリーに子供のころ魅了されました。
巨大おばけ屋敷のおばけ退治といい、異世界を救えるのはあなただけだという話にしろ、どちらも子供のころ夢見たわくわくする大冒険です。
あこがれのツートップと言ってもいいと思います。
今回はそんな妖精の村をぶらぶらしていきます!
あ、ネコ(ベビーパンサー)の名前はボロンゴにしました。
【前回のぶらドラ】
なんと言っても異世界転生
自宅が異世界に通じる。
ファンタジー好きなら一度は想像した展開だと思います。
サンタローズの自宅の地下は『まもりのたね』があったり異世界に通じたり、うれしいことが盛りだくさんの場所です。
光のエフェクトとともに地下に異世界への階段が生まれたときすごくどきどきしました。
そして階段を上ると光の中に包まれます。
視界が開けるとそこは見たこともない幻想的な風景が広がります。
ハスの葉っぱの道に白い花々、ドラクエの中でもさらに異質な世界観にすごいドキドキしたのを覚えています。
イベントの進め方が分からない
子供のころはそもそもここまで来るのが大変でした。
パパスは何も言ってこないし、村の中で何か異変があるのはわかるんだけど、今回のサンタローズではわりと明確なヒントはなしに物語が進んでいきます。
それでも話をよく読んでいれば異変に気付けたのでしょうけど、何せ教会の前に主人公が大人になった姿の人が居ます(これは子供でもすぐでわかりました)
この人が何かするんだろうなぁっと思ってしまったので、逆にベラの存在にはなかなか気づけませんでした。
モノがなくなったり、もうすぐ夏なのに寒すぎたりと、伏線はそれこそアルカパに行く前から張り巡らされていたのに、そんなささいな伏線よりも、目の前にいる未来の自分の姿にわくわくして、すぐにゴールドオーブを差し出しました。
(今考えると大人の主人公はめっちゃあやしい人ですが…)
そしてお父さんを大切にするんだよと意味深な発言をしたまま、もう何も言わなくなってしまうし、イベントは進まないしで困り果てました。
洞窟を再度攻略するのかなぁと思って洞窟の奥に進んでみたり。
パパスが乗っていた船についに乗れるのかと思っておじいさんに話しかけてみたり。
そうしてみてもイベントは進みません。
村人のものがなくなる
村中をいろいろ探し回って、ようやくパブのカウンターに乗っている妖精を見つけます。
洞窟をすみずみまで探し続けたせいか、この兵士には洞窟好きの少年とか言われました。
・サンチョのまないたをタンスに隠す
・武器屋のおかみさんのさいほう箱を別の場所に置く
・宿屋の帳簿にいたずら書きをする
・バーのマスターのコップをよく隠す
・宿屋のとなりのお宅の料理を隠す
料理は食べたのでしょうか?
気になります。
文字が書けるなら文章で伝えてみたらよかったのかなと思いました。
(伝えたけどいたずらとみなされたのでしょうか)
なぜ妖精の世界から助けを求めたのが、この村限定だったのかは不明です。
マーサの血を継いだ主人公の影響なのか気になります。
ファンタジーな雰囲気
妖精の世界ではおだやかで春らんまんとした音楽が流れています。
(スーパーファミコン版はこのYouTubeよりももっとほんわかした曲です)
妖精の村の雰囲気はなんと言ってもこのふんわりとした音楽です。
村の中でもフィールドでも、ダンジョン以外ではこの音楽につつまれます。
この音楽につつまれて、余裕のつもりでフィールド散策をして、妖精の村にもどれなくなったのは良い思い出です(*'ω'*)
色変わりモンスター登場
妖精の世界で出てくる敵は今までのモンスターの色変わりのオンパレードです。
妖精の世界にふさわしく色とりどりに変化しています。
そして色変わりモンスターの強いこと。
攻撃力、守備力、魔法攻撃やブレス攻撃に加えて魔法に耐性を持ったモンスターも多く登場します。
色と雰囲気にだまされると全滅させられます。
大人はわからない
妖精の村で眠ると家で目覚めます。
そしてパパスに妖精の村のことを話すと笑われます。
くやしいと思いました。
同時に子供の大冒険ってそうだよなぁって思いました。
大人にないしょの大冒険は定番です。
なんでわかってくれないんだという思いと、同時にふしぎな満足感を感じたのを覚えています。
それから、村の外には出ないようにとパパスにクギを刺されますにが、パパスにとって妖精の世界が夢であるなら、自分は言いつけ通り村の外には出てないなと安心したのも覚えています(子供ってまじめですね('◇')ゞ)
そういえばちゃんと泊まれる宿屋が初登場しました。
(レヌール城の宿屋を除く)
きちんと12ゴールド払ったのに、目覚めると自宅なのでなんだか損した気持ちになります。
氷の館
ドラクエⅤ公式ガイドブック上巻より
氷の館は何と言ってもホルンを盗んだ犯人がすぐに見えるようになっているギミックです。
このギミック、ドラクエⅤではわりと使われています。
妖精の村ではホルンを盗んだやつは北に向かったと言われます。
犯人はこの時点ではわかりません。
そして氷の館につくと情報が3つ手に入ります。
①鍵が必要
②床がすべる
③犯人は男の子
特に犯人が男の子は謎がかなり深まって面白い情報です。
なんで男の子が盗んだのか?
しかもどうやら妖精の男の子ではなくて、人間の男の子のようだ。
もしかしたら魔物が化けた姿なのか?
というよりもこいつは強いのだろうか?
ポワン様との関係は、どうしてホルンを盗み出したのだろう。
いろいろ考えて、わくわくするようにできています。
ドラクエはミステリーの謎を盛り上げる演出がばつぐんにうまいです。
実はレヌール城でもこのギミック使われていました。
(暗闇の中でたいまつをつけると親分ゴーストの姿が見られます)
サンタローズのパパスの船といい。ドラクエⅤでは先の情報を見せることで、いろいろと想像させるように作られています。
そしてこのギミックの効果はもう一つあって、謎を忘れないようにすることです。
なんども謎を見ることで解きたいという欲求が増してきます。
そうして手に入れた答えは、ジラされたぶんだけ特別なものに感じます。
ドラクエⅤの濃厚な物語をさらに価値のあるものにしています!
真実は最初からそこにある。
それを先に見せることでいろいろ想像させるこの仕掛けが私は大好きです!
マメちしき~ベラとは何者なのか?~
剣をふるうことができないという妖精族の中でも、攻撃的な魔法を覚えて戦闘もこなせるベラは何者なのか考えてみました。
妖精たちがみんなベラくらい強ければ、今回の事件はギラで雪の女王タコなぐりにすればいいだけなので('ω')ノ
たぶんベラにだけ戦闘力があるのだと思います。
ベラは人間の世界に行って戦士を連れてくるという大任をまかされています。
子供の姿をしているけど実年齢はわからない。
そしてとつぜんレベルが上がらなくなり、次にレベルがあがるまでかなり経験値が必要になります。
そんなミステリアスな妖精の女の子ベラについて考えてみました!
ベラにだけ戦闘力があるとすると2つの説が考えられます。
①妖精という種族は子供のころしか、人間やモンスターに干渉できない
②ベラが人間と妖精のハーフだった
それぞれ考えてみます。
①妖精という種族は子供のころしか、人間やモンスターに干渉できないようにできている。
だから子供であるベラにそんな大任を任されたという説です。
ただそれなら村にはもう一人子供の妖精が居たので、2人に命令を出さなかったのかと疑問が残ります。
(もう一人の子供は幼かったためかもしれませんが…)
②ベラが人間と妖精のハーフだった。
この説だとわりといろいろ説明できます。
大任を任された理由も、人間界に行けた理由も、戦闘ができた理由も…
人間もカイブツですら受け入れるポワン様が統治する妖精の村なら、人間と妖精のハーフが生まれる可能性はあると思います。
だとすると親はだれだという話になるのですが、もしかしたらポワン様自身なのかなぁっと思いました。
最初の謁見のシーンで、ポワン様はわりとベラにきつく当たっています。
いたずら好きの部下をたしなめたようにも見えますが、子供をたしなめたようにも見えました。
考えすぎでしょうか?
そうなるとこのおじいさんがもしかしたら…
とか考えるとおもしろいです(^^♪
妖精の村とは?
子供にとっての夢の大冒険パート2です。
大人にないしょで異世界を救う。
そんな少年の夢がかなえられるストーリーになっています。
何気に魔界の伏線が初めて出るのもこの村です!
雪の女王を倒してポワン様に会いに行く前にガイコツに話を聞くと聞けます。
こんなに最初の方に魔界の情報があったなんて、今回初めて知ってとおどろきました!
それにしてもドラクエⅤの子供時代っておいしい伏線だらけです。
レヌール城で将来の花嫁候補であるビアンカとの縁が結ばれて、妖精の村はのちのち天空の城を復活させるための大切なイベントで必要になります。
こう考えると子供時代も無駄な行動一つもないんだと感動します。
異世界を救ったそのあとは、パパスと最後の冒険です。
次回は初めての王国ラインハットをぶらぶらしていきます!