ドラクエⅤ公式ガイドブック上巻より
※このブログはスーパーファミコン版ドラゴンクエストⅤのネタバレを含みます!
ガイドブックの絵を見ると、ボロンゴ(ネコ)がいじめられていた湖がアルカパのシンボルのように見えます。
湖が特徴的な緑に囲まれた町ということで、アルカパはこんな立地にあるのでしょう。
物語としてはビアンカとその母親を送るということで、パパスと一緒に隣の町までやってきました。
前回のぶらドラ
ビアンカとそのお母さん、パパスと私の4人パーティで隣町に行くこの旅路はすごくテンションが上がりました。
ゲームがどうすれば進むのか分からず、ずっと同じ村をぐるぐるしていたので、新しい町はとても新鮮であちこち調べまくりました!
よく考えたらずっと夜メインに行動していた町なので、夜の印象が強いはずですが、最初と最後の印象がとても強いので、アルカパは昼間のはなやかなイメージが強いです。
そして昼間は門番が立っていけない外の世界に、夜にこっそり抜け出すのが背徳的で楽しいです。
サンタローズのころからずっとやってみたかったことです。それをこっそり行うことができたので、すごいわくわくしました。
サンタローズの村とは違っていて、お店も3店あって新しい武器や防具に目を輝かせて、必死でお金を集めた覚えがあります。
このあたりから、ドラクエの魔力ともいえるレベル上げの楽しさ、散策する楽しさを覚えていきました。
今回は3つをメインにぶらついていきます!
①朝と夜のちがい
最初の村サンタローズは夜がない町でした。
夜はパパスやサンチョに管理されていたからだと思います。
それがアルカパの町では、おばけを退治するという目的があるので夜に動けます。
昼間は熱心に教会でお祈りしているおじいさんが、夜は酒場で楽しそうにお酒を飲んでいたりします。おじいさんは昼間と夜でほとんど同じセリフを言うのですが、夜と昼ではイメージが真逆でざんねんな人に見えます。
開いているパブに入れるのもこのアルカパが初めてです。
昼間に行ってビアンカに美人になるわよっとドキっとする言葉を言っていたバニーのお姉さんが、夜はミルクでも入れようかってからかってきます。
楽しそうにお酒を飲むお客と、子供をからかうお姉さん。
大人の世界を垣間見れるひとときです。
あと何よりも町の入り口を守る兵士の労働の過酷さにびっくりしました。
夜もあそこで眠るとは…
(子供のころは違和感を感じませんでした)
モンスターというものが存在する世界で入口を守る兵士の仕事は、町全体を守ることにほかならないので、最重要な仕事だと思います。
おじぎしながら横を通り抜けます。
夜と昼ではやっている店の数が違うというのも不思議でした。
これがのちのオラクルベリーでの、夜しかやらない店の伏線になっていたのかなぁって思います。
②武器屋
アルカパと言ったら何といってもブーメランを初めて入手できる町であることです!
このブーメランを武器屋で最初に見たときの印象のすさまじかったこと。
サンタローズで一番高かった銅の剣よりはるかに値段が高くて、攻撃力も強いうえに名前がブーメランです。
名前からも値段からも、この武器にはなにかあると想像してすごいわくわくしました!
ドラクエⅤ公式ガイドブック下巻より
いばらのむちもですが、特殊な効果を期待しないわけにはいかないような名前です。
ほかにも皮のドレスとかうろこの盾とか装備するとモンスターの攻撃をかなり軽減できる優秀な武具もそろっていました(子供のころは見向きもしませんでしたが)
近くのモンスターを倒して10ゴールドとか20ゴールドの金を貯めて、何度も昼と夜をくりかえして、いばらのムチを先に買ってしまおうかなという誘惑にもなんとか打ち勝って、話しかけるとびっくりする怖がりの店員に420ゴールドたたきつけてブーメランを買った瞬間。
それが親分ゴーストをたおしたときと同じくらいの、アルカパ最高の瞬間でした!
音楽がほんとうに怖いし、敵も強いレヌール城を攻略しようと思えたのは、ビアンカと新しい魔法、そして何よりアルカパ最強の武器ブーメランの存在があったからだと思います。
(子供のころのレヌール城の雰囲気は本当に反則なくらい怖かった)
エフェクトとその攻撃範囲とあいまって、アルカパでブーメランを手に入れたときの無双感はすごかったです。
③自由にフィールドに出られる
ドラクエⅤで一番多く耳にした曲がこのフィールドの音楽だと思います。
(やりこみすぎて魔界の音楽を一番聞いているという方もいると思いますが…)
大人になればいつでも聞けるこの曲も、少年時代は聞ける時期が限られています。
制限されていた行動がだんだん取り払われて、ドラクエⅤという世界にも慣れて、パパスが戦っていた敵にも、なんとか自分たちでも魔法と新しい武器とでだんだん倒せるようになる過程。
アルカパはそんな主人公の成長がしっかりと感じられる町です。
はなやかな昼間から、夜ビアンカに起こされて、無音の町を歩く少しのこわさ、それがフィールドに出ることで壮大な音楽に変わり、冒険に来た感じが増幅されます。
望むときに出られるようになったフィールドと、聞けるようになったこの音楽の存在は、主人公が力をつけてきていると感じさせる効果がとても大きいです。
パパスに1歩近づけたと感じました。
少年時代はパパスの強さを追いかける日々でした。
(私はゲマを倒すまでパパスの強さを追い求めていました)
ドラクエ5公式ガイドブック下巻より
そんなパパスがカゼを引いて寝込んでしまい、そのうちに主人公が成長するという燃える展開がこの町の見どころでもあります。
アルカパから歩いて行ける場所は主に3か所です。
ちなみに私はラインハット関所にアルカパから歩いて行ったのは2回目のプレイのときでした。
そこには見慣れない制服を着た兵士が夜間でもしっかり守っています。
ラインハットの正規兵なのでしょうが、村で眠ってしまっている兵士とくらべて、ちょっと『おっ』となるシーンです。
いや、24時間村の出入口を守る兵士さんもすごいのですが…
ラインハットの兵士はエリートって感じがします。
また、ラインハットの関所周辺では未来の仲間、ピエールと初対面できたりします。
(圧倒的な攻撃力と回復魔法もあつかう上にマホトラで魔力を吸い取られトラウマになりますが…)
またサンタローズの村の北の方ではまほうつかいと会えます。
こんな初期にまほうつかいいたんだぁっと驚きましたΣ(・□・;)
ここで出会っていると親分ゴーストを見てもビビらずにすみます。
妖精の村で出会ったてもおどろかないです。
逆に体力の少ないまほうつかいに会っていたので、親分ゴーストをなめてしまう可能性もあります(+_+)
実は出会えていたんだと衝撃的でした!
アルカパとは
最終的にアルカパとは仲間と最初に戦うことができる町で、冒険により成長を体験できる町です。
レーヌル城への伏線もあちこちにちりばめられており、なかでも貴婦人の話はほんとうに怖かったです!
これからやってくる大きな冒険の舞台を感じさせる町で、その冒険に立ち向かうための武器と防具が手に入る町でもあります。
夜に抜け出してコツコツレベル上げをしてお金をためて装備をととのえる。
そして待っているのが少年期最大のダンジョンレヌール城になります。
どれだけレベルを上げて、装備をととのえて、魔法を覚えてもそれでもイベントごとに怖かった記憶があります。
次回はそんなレヌール城をぶらぶらしていきます!