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エアマスターが読みたい!

 

 

たまに無性に読みたくなるマンガ、それが私にとってのエアマスターです!

ただし読むときは覚悟も必要になる作品です。

中毒性が半端ない。

 

なのに実家に置いてきてしまった。

 

読みたくてたまらないので書いていきます!

 

エアマスターってどんなマンガ?

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格闘マンガです。

格闘がメインのマンガってドラゴンボールが有名だと思います。

 

なのでドラゴンボールと比べてどうかで書いて行こうと思います。

エアマスターのネタバレを含みます!)

 

エアマスタードラゴンボールはわりと似ています。

 

主人公は女ですが、主人公が戦闘狂で敵が個性的で、バトルに爽快感がある。

気持ちよく戦っている主人公を見るのは気持ちがいいです。

 

ただ違うところは舞台が現代で、戦う理由がやや大人向けであることです。

地球を救うためというわけではないです。

 

戦う理由をそれぞれが持っています。

 

たとえば主人公は体操選手として満たされなかった想いを満たすため。

 

母の想いを背負って体操選手として育った主人公が、身長が伸びすぎてしまったために体操選手としては不適格になって、最後の選手権で大技が失敗して、病だった母はそれを見ながら亡くなっています。

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どうしようもない想い。取り返しのつかない失敗。

 

あのときあの技が決められていたらすべてがうまくいったんじゃないか。お母さんはまだ逝かなくて済んだんじゃないか。どうしてどうしてどうしてどうして…

 

いくら考えてもわからない無限のどうして、どうしようもないことだけど、どうしようもないと割り切れない想い。

 

その想いから街を歩いていた主人公はストリートファイトというものに出会って飛びます。

 

物理的に。

 

体操選手としてつちかった飛ぶ力を活かして、コンクリ―トのジャングルの中を飛んで飛んで飛びまくります!

 

そんな感じにみんな戦う理由を持っています。

 

受験勉強に失敗し続けているイライラを解消するために、男なのに好きな男を守るためにとか、ストリートファイトで稼いで家を建てるために、自分の戦闘コスプレが実戦で役に立つと示すために、愛のために虎にまで立ち向かった男もいました。ただ戦うことが好きだったり、兄ちゃんとのプロレスごっこの延長でとんでもないところまで関節技をきわめてしまったから、その技をためしたくてとか。プロレスが最強であると示すためという人もいれば、全国に自分たちが最強であると示すためというわかりやすい理由もありました。

 

そのためか一部性癖ともマッチしながら戦闘のスタイルは独自で独創的です。

 

展開が読めない。

 

わくわくむらむらさせます。

 

けっこうエッチなシーンもあるのでわくわくむらむらで合っていると思います。

 

ただそれ以上に主人公が飛んだ時の爽快感が半端ないです。

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最後の方は禅問答のように、なぜエアマスターは飛ぶのかというような問題も出てきます(エアマスターは主人公のあだ名ですね)

 

ただその答えはシンプルで飛んでほしいそう思う人がたくさんいるから、多くのあこがれを背負って飛んで、飛んで、飛んで、とんでもない場所にたどり着きます。

 

それがエアマスターです。

 

魅力的な登場人物

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ドラゴンボールと違って登場人物はすべて人間です。

それなのにここまで多彩になれるんだなぁって驚かされます。

 

キャラが動き出すという言葉があります。

これほどキャラがイキイキと動き出しているマンガはそうないんじゃないかと思います。

 

42歳になっても覆面をかぶって戦い続けるおじさんもいれば、結婚すると嘘をつきながら何人もの女に恨まれてる最低男が主人公のパパだったりします。しかもとんでもなく強い。

 

ただ言えるのは独自の戦闘スタイルというか自分を貫いた人の強さがあります。

 

逆に自分の戦闘スタイルに絶対の自信を持っていて、それが敗れてしまって望まない戦闘スタイルでも天才たちに追い付こうと必死でもがく金太郎というキャラクターがいました。

 

この解放シーンのカタルシスがたまらなかった。

 

全部押し殺してそれでも戦えるなら、天才たちに近づけるならと自分のスタイルを変えていった結果、自分のオリジナルにはフタをし続けた。

 

我慢して我慢して我慢して、それでもそんなスタイルでは到底倒せない猛者と出会って、徹底的にうちの目されて、プライドぐちゃぐちゃにされて、フタをしていた自分を解き放つときのカタルシスといったら、もう…

 

たまらないです。

 

脳汁がドバドバ出ます。

 

キャラが本当に奔走して動き回っていて、その結果がわりとバトルにもは反映されています。

 

思い入れのあるキャラクターが本当にたくさんいます。

 

そして空を飛べる人がいる一方で、地を這うことしかできない凡人もいます。

崎山という主人公に打ちのめされて主人公を追い続けるキャラがいます。

 

その凡人の努力と叫びもしっかり書いてくれるところがたまらないです。

 

地を這い、泥を飲むような努力をしてもたどり着けない場所にいる天才、そんな天才にあこがれていた。

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そのためだけにすがりついてきた。

 

戦いの舞台もストリートからどんどんシンプルに廃墟で行われるバトルロワイヤルに変わっていきます。

 

人物の思考もどんどんクリアになりシンプルに戦闘に没頭していきます。

 

キャラクター同士の巨大な個性のぶつかり合いの場所。

 

そこで最後に残るのはどんな個性なのか。

 

生き方を学べるマンガのような気がします。

 

憧れるほどの強さを持って、でもその強さが幸せとは限らない。

 

自分のスタイルがない人はやっぱり空虚です。

 

弱くても自分のスタイルで打ち込んだ人は輝いて見えます。

 

どんなに不純でもいいんでしょう。それはそれでどす黒い輝きを見せます。

 

人というものの輝きを詰め込んだ宝石箱のような作品です。

 

変態も多い

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エアマスターの中ではいろいろな変態が出てきます。

 

好きな男を守るために女を排除していたら手が伸びてしまったという男もいれば、愛すれば愛するほどにその人の言葉に過敏に反応してその人を壊してしまうというアブナイ人もいます。

 

自分のコスプレの強さを示すために誘拐まがいのことをする女も居れば、42歳で路上で覆面でバトルしている人もいます。

 

多くの変態たちに取り囲まれてこの作品はあります。

 

だからこそというのでしょうか、この作品には魅力があります。

 

個性が爆発しすぎた姿が変態だからでしょう。

 

現実世界ではうけいれられないだろう個性のぶつかり合いを見せつけられると自分の価値観が壊れていくのを感じます。

 

変態があってこそのエアマスターです。

 

強敵でも変態たちのしっぽを踏むと一撃でのされたりします。

 

変態の力の偉大さを知る作品でもあります。

 

切実に生きる人に自分を照らし合わせる

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変態がたくさん出る作品ですが、だからこそあんまり幸せな人がいないです。

 

だからこそ友達とかそういう人と出会って普通の幸せを手に入れることの偉大さが分かります。

 

主人公のマキもなんだかんだ一番大切なのは友達だったりします。

 

いろいろな思いや生きづらさ、そして手に入れた小さいささやかな幸せがなんだかほっこりします。

 

派手なバトルと個性的なキャラクターに飲まれますが、求めていたのは些細な幸せだったんだなぁ。

 

というか些細な幸せの途方もない大きさが分かるのがとてもいいです。

 

そのキャラクターが想いを遂げるとき読んでいる私も心の底から幸せだなぁっと感じます。

 

キャラが必死で切実なので、感情移入してしまいます。

人を引っ張る力がとにかく強い作品です。

 

総合的にどういう作品か

アダルト描写も過激な描写も結構多いので大人向けの作品にはなります。

 

人を選ぶ作品で嫌悪感を覚える人も多いでしょう。

 

それでもエアマスター、私の大好きな作品です!

 

エアマスター 1 (ジェッツコミックス)