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そのほか、デジタルゴールド

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デジタル・ゴールド(ナサニエル・ホッパー著)がめちゃめちゃ面白かったです。

 

できたばかりのビットコインの話。

サトシ・ナカモト、伝説の人物が困って苛立って、そのやり方は違うと言って、そしてだんだんと姿を消していった過程がとてもよく描かれていました。

 

すごい分厚い本なのですが、その分厚さがうれしい本でした。

 

ビットコインブームが世界規模になって中国にその火が燃え移るまでの話でした。

 

仮想通貨を学ぶ際に一番最初に手にとっていい本かなぁっと思いました。

 

歴史なんて儲かるかに関係ないじゃんと言うかもしれませんが、リスクがわかります。

 

イーサリアムのETHが2つに分かれてしまったように、ビットコインも分裂の危機にあった。それをダウングレードすることで乗り切ったとか。

 

マウントゴックス創業者のジェド・マケーレブがリップルの創業者だとか。

 

ビットコインが本当に使い物になるか、そのシステムがハッカーの攻撃に耐えうるものであるかどうか、実際に半年間ハッカーを約2500万円払って雇いビットコインを攻撃させ続けた人が居たとか。

 

ウェンセス・カサレスというハッカービットコインを攻撃させた人物の手によってビットコインシリコンバレーの起業家たちに伝えられたとか。

 

その中でも最初にビットコインに興味を持ったのはペイパルの社長だったとか。

 

ハウェンセス、そしてロジャー・バーという日本在住の起業家(ビットコインの神というあだ名)が尽力してビットコインは人々に受け入れられていったとか。

 

ビットコインのシステムが始まって最初の3年間は麻薬取引に使われるものだったとか。

 

現在のコインチェック事件で仮想通貨流出なんか目じゃないくらい最初はアングラなものだったという事実とか。

 

最高にエキサイティングな読み物です。

 

そのシステムに惹かれたもの、無政府的なあり方に惹かれたもの、金儲けの機会にめざとかった者、大きく分けてこの3種類の人たちが熱心に関引っ張り上げることでビットコインは世に受け入れられていきました。

 

アメリカ合衆国が仮想通貨を受け入れたことも大きかったです。

 

そしてそのビットコインの日は中国に燃え移り、同じ時期にコインチェックという会社が日本でも立ち上がって、2017年のバブルと2018年のコインチェック事件で仮想通貨というものの流通量と価格が下火になりました。

 

それでも2020年今年またビットコインの価格が100万円を超えてさらに伸び続けている。

 

それに至るまでの伏線を読み解くことができます。

 

デジタル・ゴールド自体はビットコインが生まれた2008年から2014年までの話です。

 

それでも現在につながるビットコインの物語を感じることができます。

 

システムにいくつかバグがありオープンリソースでそれらがたくさんの人の手で改善されてきたもの。致命的なバグで壊れかけたことがあるもの、その上で取引所からは多額の仮想通貨が流出してもビットコイン自体はハッカーの攻撃にさらされて10年間1度も書き換えやコピーなどされていないことがわかります。

 

デジタル・ゴールドは最後に誘拐の身代金の受け渡し手段にビットコインが使われていると伝えます。

 

裏も表もビットコインのことがわかる良書です。

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語