一時期少女マンガにハマっていた時期がありました。
学園アリス、スキップビート、そして一番ハマったマンガがフルーツバスケットです。
12支(子牛虎兎辰巳馬羊猿鳥犬猪)をモチーフにした物語です。
と言うよりまんまリアル12支が出てきます。
そして物語のメインに猫も出ます!
異性に抱きしめられると動物に変身してしまう一族とそれに関わってしまった少女の物語です。
キャラクターがとにかく立っており、生き生きと飛びまわります。
そしてギャグのセンスがとてもいいです。
すごいよマサルさんのノリのギャグセンスがすごい好きです。
最近再度アニメ化したとのことで読み直してみました。
面白い面白い。
深刻な過去を持っている登場人物、明るい学校のパートがバランスよく盛り込まれています。
ギャグに見せかけていい話で、ゆだんして感情が持ってかれて泣いてしまうこともありました。
特に辰(龍)のはとりがとても好きでした。
一番優しいのに気難しく映って、苦労人で記憶を消す技を代々持っている家系なのですが、その記憶を消す技で最愛の人の記憶を消す羽目になったり、それでも淡々と優しさを忘れずに人が悲しまないように動いていく姿に、幸せになってほしいなってすごく思いました。
12支も登場人物も大きなものを背負っていて、それぞれ幸せになってほしいなぁってすごく思います。
主人公のほんわかした空気が凝り固まってどうしようもなく、変身してしまい異性とまともに恋愛できず、古い家に囚われている人たちをそっと救っていく様に色々と考えさせられました。
強さとは何か、幸せとは、人を救うことの意味をすごく考えさせられる作品です。
よければぜひ一度手に取ってみてください!