介護職わりと悪くないよって話をよく載せているので、たまには介護職で辛かったことトップ5あげてみようと思います。
【5位末期癌の方のターミナルケア】
体が癌でもうまともに循環が回らなくなって、何をやっても苦しくて、もう1週間も持たないってなった時期のケアです。
それまでクマは介護職って何か価値を提供する仕事だと思っていたのですが、食事介助、排泄介助、掃除、洗濯、調理等々、ただ見守って、相手が苦しくないように体をさするだけの時間とかなかなかシビアでした。
何かしたくなるんですけど、それは相手のためじゃなくて、自分のためで。
相手は体をさすって話を聞いて、喉が渇いたら氷を少し舐めてもらって、食べたいものを食べて、5日後に亡くなられました。
何かをすることが介護じゃなくて、お客さんが安楽な状態を作るのも介護なんだなぁっと思いました。
誰もいない時間に父を死なせたくないと言う介護の依頼があるんだぁっと言うことを知りました。
その家は看護師さんと一緒に入ることも多かったのですが、熟練の看護師さんの頼もしいこと頼もしいこと。
いるだけで安心できます。
修羅場のくぐった数の違いが目に見えました。
【4位夜に呼び出される】
今は遠くに通勤しているし事業所の管理者でもないので、電話が夜にかかってくることはないのですが、以前は夜に結構電話がかかってきました。
これが結構辛かったです。
本当に緊急の事態ならいいのですが、精神の病気持っている人なんかは、昼に片付けてもらった毛布が見つからないんですけどどこやったんですか?
とかでかかって来たりします。
深夜2時にです。
最初は全部の電話に出ていたのですが、途中から留守電にしておいて深夜や早朝のお客さんからの電話は確認して、緊急度の高いものだけ対応するようになりました。
【3位嫌いなお客さんの家に行く時】
どうしても苦手なお客さんがいて、そんなお客さんに行く時は、行く数時間前から憂鬱になります。
この時間がしんどいです。
介護をやっていて100人に1人はどうやっても合わない人がいます。
どうやっても合わない。
そんな人が1%はいます。
一緒に居るだけでイライラしてしまう。
お客さんからはあの人は仕事が雑だから、あの人は言葉が汚いからとか、いろいろ言われますが、同じような仕事でもお気に入りの方がやればクレームが上がらない。
そんなもんです。
合わない人はできるだけ外したほうがお互いのためになります。
ただ正社員だと苦手なお客さんに行かないといけないのが辛かった。
【2位日に3回同じお客さんの家に行く】
ずっと同じお客さんの家に行くの大変です。
別の人が行くことで自分のケアがどうだったのか、相談したり直したりできるのですが、全部自分が入っているとある意味全部自分の責任ですので、介護職としては成長できるのですが飽きます。
これが本当にしんどかったです。
1日3回のおむつ交換、3回とも自分で1日3回顔を合わせる。
会話のネタがなくなるし困ります。
同じことやるので仕事も雑になるし、いいことがないです
3位の嫌いな人より飽きるほうが苦痛なんです。
これって結構意外でした。
簡単に言うと誰でも会いすぎると嫌いになれるってことです。嫌いにと言うか伝えるべき情報がないので新鮮味がなくなるって言うのが本当かなぁ。
飽きるので仕事が雑になります。
退屈は人を長期的にみれば殺すのかもしれません。
【1位、上司2人の仲が悪くて、それぞれ別々のこと言う】
介護関係ないです。
と言うか精神疾患があったり認知症の人にいろいろ言われるのは問題ないです。
病気のせいなんだって思えます。
ただ記憶力があり、感情がコントロールできるはずの上司と話せないと困ります。
そのせいでお客さんに迷惑かけたり。
これが1番キツかったです。
喧嘩は他所でしろよと。
上司の上司が人に仕事を振り切れなかったのが問題です。そのくせ出世欲が強くて…
ただのグチになりそうなのでこれくらいにしておきます。
介護ってキツい仕事でした。
今もまぁとことん向き合ったらキツい仕事だと思います。
そこで上司が信用できなと最悪だなって思いました。
以上、クマが介護やっててキツかったこと5選でした。
人間しかいない商売なので、良い点も悪い点も人間関係になります。
一般的に言われている便の処理とか、認知症の方の相手とかは正直当たり前すぎて辛いことではありませんでした。
自分の対応次第では楽しみに変えられます。
結局介護も他の職場と変わらないってことなのかもしれません。