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プレイボーイの人生相談 1966-2006

プレイボーイの人生相談 1966-2006

  • 発売日: 2006/10/16
  • メディア: 単行本
 

 

朝からなんですが、彼女との手紙でのやりとりがすごく気持ちいいです。

 

それこそセックス以上で、満足度に驚いています。

 

そしてLINEやメールの流れてしまう文字のコミュニケーションと、相手の手元にずっと残る手紙のコミュニケーションだと本質が全然違うものになるということに驚いています。

 

言葉もかなり偉大な発明ですが、それを文字としてずっと残すことができたのが人類にとって1番偉大な発明だなぁと思います。

 

実は手紙でのやりとりって高度なことをやっているって最近知りました。

 

相手ならどう感じるだろうってことを考えて、自分なりに何度も読み直すこと。

 

相手がどう感じるだろうって考えることって、年齢的に小学校高学年くらいからしかできないとても高度な作業らしいです。

 

だから言葉でのやりとりと手紙でのやりとりは子供と大人くらいに違いがあります。

 

コミュニケーションの話をすると昔やった18禁のゲームのセリフをよく思い出します。

 

『情報伝達以外の言葉には2種類しかないんだ』

『あなたはそこに居ますね』

『私はここに居ます』

 

うろ覚えなんで細部が違っているかもしれませんが、心にとても残ったセリフです。

 

自己主張と相手の存在を認めること、コミュニケーションにはこの2つしか存在しない。

 

これは偉大な気づきでした。

 

手紙でのやりとりは、方向性が全て相手に向かっています。

自己主張も情報伝達も全て相手が読んでどう思うだろうって考えて行います。

あなたはそこに居ますねが手紙の本質なんです。

 

最初に彼女に送ったときはあんまり考えていなかったのですが、相手を気遣って自分なりの気配りで書かれた手紙の包み込まれるようなやさしさは他では感じることのできなかった充実感を与えてくれます。

 

リアルタイムでやりとりできる手段がいくらでもあるこの時代に、わざわざ手紙を出すか? って思ったこともありました。

 

来た手紙の尊さに涙がこぼれました。

 

瀬戸内寂聴の師匠である今東光(コントウコウ)さんが人生相談で言っていた言葉を思い出します(トップ画像の商品です)

 

『太陽のリズムに乗って腰を振るよりも、古今東西の美しい文学を読め』

 

それは人類の英知の結晶だと言うことでした。

20代で読んだときはなに言ってんだこの爺さんと思いました。

 

30代半ばになって、その言葉にはっとさせられました。

 

平安の時代の貴族たちは手紙で相手を判断するしかなくて、かわいそうだとずっと思っていました。

 

顔も見ることができないで、相手を判断するなんて最悪じゃんと。

 

実はそれが1番冴えたやり方だったんじゃないかと今は思います。