となりの億万長者という本を友達に勧められて読みました。
これは分析の本なのですが結果として並のビジネス書の10倍くらい価値がありました。
億万長者って実際はどんな人たちが多いのかをまとめた本になります。
クマはこの本を読んで億万長者へのイメージがガラリと変わりました。
結論、億万長者って、何よりも守りに強い人のことなんだって知りました。
守りっていうのは無駄にお金を使わないことです。
そしてアメリカという消費大国でそれを行うことの難しさも感じました。
子供には金銭的支援ではなくて、魚の釣り方(自分でお金持ちになる方法)を教えなければならいということが大きな学びでした。
大切なのはお金を持っていそうに見えることではなく、生活に必要な経費を把握してそれ以外のお金をコツコツ貯めること、そして貯めたお金を上手に運用することです。
そのために運用計画を何度も立てて、投資について勉強して学び続けることです。
ロバートキヨサキの金持ち父さんと同じ考えにいたる本でもあります。
結果的に似ていることを言っています。
ただこの本のあり方が、ビジネス書ではなく資産100万ドル(1億円)以上のお金持ちを分析した分析書という意味が強いので、より純粋に統計の成果が味わえます。
その知識をどう使うかはあなた次第というスタンスが強いです。
時計にも、靴にも、スーツにも、家にも、もちろん車にもお金をかけない大半のお金持ちを見ると、お金持ちはお金を使うもの、いい家に住んでいい車に乗っていいスーツを着るといった幻想が砕け散ります。
そして収入は高いのだけど、資産を増やせないお金持ちモドキの人がそういったものにお金を必要以上にかける傾向が強いことがわかりました。
守りに強くなるためには自分がなにを求めているのか、これを知りなににお金を使うかを考える。
その買い物は自分を望む未来に連れて行ってくれるのか。
あとで後悔する買い物じゃないか、立ち止まって考えて、考えるために自分の財務表を作り、時間を投資してどうなりたいのか、どうありたいのかを考え続ける。
自分を知ってその生活リズムを崩さない人が1番強いと思いました。
(生活の質を上げることが必ずしも幸せにはつながらないことも学べます)
脳内麻薬を分泌させるだけの消費は、結果的により大きなストレスを生み出して、自分をボロボロにするだけだと思いました。
そうして努力していくと手に入るのはお腹にたまる幸せだと思います。
これほど骨太の本には久しぶりに会えました。
寝る時間も削って読みました。
面白かった!
もう一度気になった箇所を読み返そうと思います。