最近メモをとるときや、思考を整理するとき、彼女とうまくいかないことを相談するときに手紙を書いたりと、紙に書くことが増えました。
紙に書き出すのが精神疾患に対してとても良い効果があると聴いてはいたのですが、実際やってみると頭の中で想像するのとやってみるのとがいかに違うかということがわかりました。
昔から人がやって来たことはかなり大きな効果があることが多いなぁと感じました。
散歩、料理、紙に書くことも見てるだけ聴いただけだと全然面白く感じないのに、やってみるとめちゃめちゃ面白いです。
自分が何考えていたのか自覚して、その瞬間の自分を切り取って観察することができます。
自分を不安にさせていた幽霊の正体がわかるような気になります。
そしてときにそれがとても面白いんです。
一晩寝かせた文章を読み返すときの喜びがあります。
ハッとさせられます。
朝の頭がスッキリしているときだと改善できたりします。そうすることで洗練されたアイディアは最高の自分のアイディアになったりします。
昨日の自分がちょっと変だったことにその日書いた文章でわかることがあります。
当日は普通だと思っていたのによっぽど変だったことが書いた文章だとありありとわかります。
紙とペンだけで人は自分を深く知ることができます。
人類の偉大な道具だなぁと感心させられました。
知識には悪魔が宿るという言葉を聞いたことがあるのですが、そうだとするなら人は多分その悪魔から生み出されたんだろうなぁと感じました。
文字に書くってことは冷静になるってことと同じ意味だなと思います。
口で話すときは感情からほとぼしる言葉が飛びますが、人に見せる文章は理性と思いやりで書かれます。
理性を利かせすぎるとつまらない手紙になってしまうのですが、感情的な言語化できていない言葉を相手が受け取れる形に整えて届ける。
めちゃめちゃ美しい行為だなぁとうっとりします。
…のろけで終わっちゃいましたね。