『楽しい』という言葉を考えさせられる機会があったので書いてみます。
以前は刺激的なものにワクワクしていました。
できる男とか、素敵な美女とか、人から羨まれる生活とか、夢のような必殺技とか脳内麻薬を分泌させます。
ただお腹にたまらない。
ノンカロリーの食品をずっと食べて、食べても食べてもお腹が減っている印象です。
正直これあんまり面白くないです。
満たされないって気持ちだけが残ります。
それは快楽ではあるのですが、何でだか触れれば触れるほど削られていくように感じます。
3度の飯より好きってことが本当の『好き』であり『楽しい』じゃないかと思います。
ツボっていう言葉を日本では使います。
でもツボじゃあ一生を遊べるほど深くないイメージです。
穴というか傷という言葉を使うと近いのかもしれません。
このハマる場所は意外とそこら中に空いています。
見つけたときは叫びたかった。
テレビではお金を払わないと楽しくならないと言っていたから。
嘘じゃんと、こんな近くにタダであるじゃんと言いたかった。
子供の頃見つけたのは読書、図書館でする奴です。
大人に褒められた上に無料、これだけコスパのいい遊びがあるのかと思いました。
大人になって見つけたのは料理、味見をすることで、面白さがグンと上がります。
あったかさ、冷たさ舌触り、すっぱさ、辛さ、特にあったかさ冷たさなんて味じゃないのに、めちゃめちゃ味に影響する要素ですごい面白いです。
20代半ばで見つけたものはうどん、山、旅、自転車、介護。
コスパがめちゃめちゃいいし、自転車と介護なんてやるとお金が貰えたりします。
※自転車はUber eatsの場合ですね。
その上で知らない人たちの生活を見ることができて、普段知らない街の裏側が見えたりします。
お腹が溜まる楽しいと、快楽だけでお腹にたまらないものの違いは何か考えてみました。
ワクワクする。
お金と比例しないというより、無料やお金もらってもめっちゃ面白いものもある。
これを知っているか知らないかって、生き方にめちゃめちゃ影響するなぁって思いました。
見分けるコツは、不安を煽られてないかと、その煽られた不安が誰かの得になっていないかです。
美しくあろうとしたり、素敵なデートをしたり、理想の生活に車が必要だと思ったり。
それでお腹が溜まる人もいるかもしれません。
でもクマにはたまらなかった。
彼女ができて感じたのですが、見た目で女性を選びすぎると、自分もステータスで判断されるんじゃないかなぁと思いました。
それはクマ的にはとても寂しくてお腹がたまらないものでした。
だってそれは自分じゃなくていいんですもの、持っているお金とステータスについてきてくれた方ってお腹にたまる満足はくれません。
少なくともクマには満足をくれなかった。
今の彼女も出会ったタイミングでは多分クマじゃなくてもよかったし、クマも彼女じゃなくてもよかった。
たまたまを積み重ねてやりとりを続けることで特別な縁になったイメージです。
武田鉄矢さんが男女の出会いには魔法が必要だ。
結婚には神が必要だと言っていたことを思い出しました。
魔法って根拠のない何かだとクマは考えています。
根拠は多分ない方がいいんです。
この人じゃなければならない理由は、あるとダメなんじゃないかなぁと思いました。この人じゃなくていいのに何でかこの人を選んだ。
縁だと思います。
偉そうなこと書いててフラれたら笑ってください。
運命の人って構造的に弱いんだと思います。
特別な理由は特別が留め金になっていて、その留め金が壊れたら意味を失ってしまう…
脈絡のない話でごめんなさい。
まだ見つけてない人は自分なりのワクワクや楽しいを見つけてくれたらなぁと思います。
なんていうか『え、ここ』って場所で見つかります。
その瞬間の『いやいやいやいや、違うでしょ』って気持ちを味わってみてください(笑)