なんか濃い内容になってしまいました。
部下を育てていて感じるのは警戒心のきわめて強い子がいます。
その子も1年くらい適切なフィードバックしていると卵が割れます。
(クマのイメージです)
卵が割れるとどうなるかと言うと、すごい一生懸命働いてくれるようになります。わたしのためというか、そのコミニティのために一生懸命働いてくれて、よく笑うようになります。
体も警戒で固くなっていたのが体の力がぬけます。
人間にひどいめにあわされた猫がようやく懐いてくれたのと似ています。
そして感じているのが、一定以上上の世代には居ないです。また若い子の中でも1/3くらいです。
そしてとても生きづらそうです。世界を信用できていないです。
これだけたくさん居るのに話を聞かないなーと考えていたら、YouTubeで見つけました。
講演家の鴨頭嘉人さん、そして講演家中村文昭さん、それぞれ表現は違いますが、
鴨頭さん『ありがとうを受け取れない子がいるーーー注ぎ続けるとコップが溢れるーーー仕事ができるようになるとかじゃない。そのときその子の人生が変わる』
中村さん『コップが下を向いていたーー師匠に出会って自分のコップがくるっと上を向いた受け取れるようになった』
中村さんの場合クサっていた。世界を恨んでいた。という言葉の方が近いのかもしれません。自分を必要としない世界を恨んでいた。
でも今の若い子の場合、ちょっと違っていて、卵が割れていないとそもそも生きている意味が分からない。
腐っている場合はどうせ自分なんてという心理だと思うのですが、卵が割れてないはそもそもなんで生きていなければならないか分からない。
超真剣に生きているので言いたくないのですが、ゆとり教育と共働きのせいかなと思います。
いい子が求められる文化が卵が割れて自分を出すのを許さない。
親の仕事がどんどん棚上げされて企業の仕事にまでなっているのかなと思いました。
で、ここで落とし穴です。
そんな子たちたぶんネットワークビジネスにどハマりします。
ネットワークビジネスでは熱量をもったフィードバックを受けるので、生きている意味がわからない状態でなにかを求めてネットワークビジネスに出会うと、離れなくなります。
熱心な騙されていると思っていない人が一生懸命相談にのって一緒に頑張ってくれます。一定の時間が過ぎるとそのコミニティのなかで卵が割れます。
割れたらどうなるか、そのコミニティの中で死ぬ気で頑張ります。
引き離すにはネットワークビジネスが行なっているよりたくさんのフィードバックを行わなければなりません(わたしの知っているネットワークビジネスは週10回電話なり会ってなりフィードバックしていました)
それでも、そのネットワークビジネスが悪と言い切れないのは、そこでも卵が割れないと、その子本当に自分に意味を見出せずに死んじゃうかもしれないことです。
子供を生むなら生きる意味を教えるとこまでは育てないと、生むべきではないなと思いました。
友達の言葉を借りるなら転んでも大丈夫だと、わたしの言葉で言うならお前のままでいいと。
汚いもの醜いものが見たくなければどもそも子供なんて生むべきではないなと思いました。