仕事を棚卸ししています。
今回は仕事ができないということが武器になる3つのことを書こうと思います。
①純粋に仕事ができない。
新人社員であり仕事ができない。不安ですぐ仕事ができるようになりたいと思うと思います。
ですが、実は仕事ができないわからないというのも武器です。
なぜなら人はなにかをしてもらったときよりも、なにかをしてあげたときに相手を好きになるからです。
問題児ほど記憶に残るのはこの原理です。つまり仕事ができないということは武器になりえます。
教えたがりのお年寄りなんて最良の相手です。
正直わたしは上司に教わったことよりも、お客さんに教わったことの方が多いです(その背中を見て学んだことを含めて)
② 自分の欠点をさらすことで武器になります。
仕事ができていない新人がやってもだめなのですが、そこそこ仕事ができるようになってから、実は自分は記憶力がなくて、すべて携帯にメモしている。とう言うと親近感がわきます。
その人の学びにもなるからオススメです。
その意味で仕事の失敗談なんかもいいです。失敗した人のフォローになります。
そしてその失敗談が多いわたしはフォローできる引き出しの数がとても多いです。
転んだ記憶なんて覚えておきたくないですけど、かなり使える引き出しです。
③仕事ができないということは、仕事ができる人を尊敬できます。
半端に仕事ができてしまうと、自分よりできない人を見下して、自分よりできる人を尊敬すると思います。
でもまるっきり仕事ができないと、尊敬以外にありません。
どうして自分はこんなに物覚えが悪くて仕事も雑でその上遅いのか悩んだことがあます。でもそれも実はすごい武器なんだなぁと気づきました。
調子にのっているなぁと思ったら、違う業種の仕事をそっとやってみると、いつでも思い知れます。
わたしにとって最大の弱点であり利点です。
以上3点でした。
ほかにも物覚えが悪いと、覚えたときに職場に定着する確率が高い。だから育てがいがあるとか、意外と仕事ができない人は利点が多いです。
仕事ができる即戦力であることがもとめられますが、正直そういう人は上司の仕事がないです。辞めると言われるとき止める手札が1枚もありません(今までありがとう。君なら成功すると思う。としか言えませんでした)
あと、とても大切なこととして、仕事ができない人を丁寧に扱うことで、ほかの部下たちが、自分が同じ立場になったとき、こんな丁寧に扱ってくれるのかということは、安心して仕事ができる土壌になります。
逆に言うと仕事ができない人を蔑ろにするということは、仕事ができなくなったら雑に扱うつまりは、もっと稼げる職場を見つけたらこの職場も見捨てて構わないというメッセージを部下に与えているので、自分で定着率を下げています。
(辞めてもらう必要のある職員はいるのですが、それでも丁寧に扱ってやめてもらうと恨まれる可能性が下がります)
ピンチはチャンスといったもんだなぁと思います。
なんてことを、最後の会議で語ろうと思っているのでシェアしときます。