揺さぶられました。
最高のエンターテインメントでした
人こそが最高の楽器なんだと思い知りました。
絵本を読まないで、舞台を見たらという思いつきでいきなり舞台に行ってみました。
楽しかった。
魅力的な声で語られる物語、キャラクター、それぞれの考えがあり、だからぶつかる。
プロジェクションマッピングの技術を使い、不可思議な現象、落ちてく宝石、ゴミ人間が生まれる瞬間、わくわくしました!
それでも根底には人の声がある。スコンと響かせる声、抜けている声、愚かに聞こえる声、それが途中で裏返るシーン。
これこそドラマだと思いました。
不完全な人間がその不完全さゆえに右往左往しながら、それでも死ぬほど欲しくて求めてしまう。その姿にこそあこがれ、息を飲み溜め息をつき歓喜する。
熱狂のあとでクライマックス。
世界がキラキラ輝いて、世界に包まれる。
幸せな時間でした。
となりの女性が彼氏がうながすのに、立たない気持ちがよく分かりました。
この世界から離れられたくない。
魅力的な世界でした。そしてそれに命を吹き込んだ様々な声でした。
これは絵本ではできないことだと思います。
そしてわたしは元ネタがわからないからこそ、生きた物語に飲み込まれ、右往左往して転がされました。
楽しい不安定でした!
帰りの電車でサイン入りプペルの本を読んで本の魔力に飲み込まれ、まどろみながら帰る幸せ。
ご飯は食べませんでした。
この感動をほかのものでにごしたくなかったから。
読みながら真先に感じたのはオルゴールワールドとは違い、プペルの世界は輝くようなカラーなんだなと思いました。
ガラス玉を宝石に変える魔法は物語だと思います。
エントツ町のプペルという本は、宝石を生きた宝石に変える魔法の絵本なんだなと思いました。
その世界を本物にするのは誰もが望む物語。
どうやったら戦争がなくなるのかの答えが、生きた物語を作るであったなら、すごく納得できただろうなと思います。
こんばんはこのおはなしにヤラれた夜でした!