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そのほか、オルゴールワールド(著:西野亮廣 原案:タモリ)

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いま届いた絵本のレビューになります。

辛口な批評になります。

 

戦争はなぜなくならないのかに対するタモリさんの言葉がすごかったので、期待値を上げすぎてしまったかもしれません。

 

薄く感じてしまいました。

 

西野さんへのタモリさんからの『戦争はどうすればなくなるのか?』に対する回答としてはいまいちでした。

 

その答えにではなく、物語の中の問題提起のしかたに。

 

絵本であり、子供が読むものだから過激な表現を避けたというのはわかります。

 

絵に独特の雰囲気があり、子供はそれだけで怖さを感じるから十分なのかもしれません(ものすごい手がかかっているのが分かる魅力的な絵です)

 

それでも足りないと感じてしまう。

 

足りないものは血と痛みだと思います。

 

戦争を語るのであればそれらはどうしても不可欠で、だからこのテーマはアダルトなのかもしれません。

 

“神”という言葉は1人の幼い子供か死の床にある人が『どうしてこの世界はこんなに辛いの?』に対する看取り手のひねりだしたやさしいウソだったのではないかと私は考えています。

 

胸にくるいい話だと思います。

 

しかし神の名のもとに殺された人のなんと多いことか。

 

子供にウソをつくべきなのか?

 

考えさせられる問題だと思います。

 

ウソはあなどりから生まれます。

そして子供ほど成長しようとする存在はいません。

 

ウソはその成長にフタをして、誤った努力をさせてしまう。

 

衝撃を与えてしまうかもしれない。だから子供にもわかる表現でオブラートにする必要はあるかもしれません。

 

ただあったできごとをなかったことにすることは、子供の成長にとってよいことなのか?

 

尊重とはただやさしくされて、特別扱いされて、やさしいウソに包むことなのか?

 

だから戦争はなくならないんじゃないのか?

 

オルゴールワールド、血と痛みがない物語なら、戦争の物語として存在する意味がないのではないか。

 

理由がなければ命も、物語も原動力がなくなり、存在し続けることができない。

 

この物語には魂が足りないのではないかと感じてしまいました。

 

以上がレビューになります。

 

尊敬する人の作品は自分にとって、物足りなくても笑顔で飲み込むべきなのか、今回のブログの裏テーマです。

 

尊敬する人にそれをやってはだめだと思い書きました。