とろりとした汁、湯気を立てるごはん(無料)
なにより屋台というシュチュエーション
あたたかいものが3割増で美味しく食べられます。
そして気難しい店主。
屋台につきものですね。
どんぶりは1人で回しているんだから上げてくれ、閉店時間を1分でも過ぎたら入れなかったり。
なんだこの、と言われたときは思いますが、慣れるとクセになります。
さてカレーうどんです。
濃厚なツユがなにより魅力です。
ご飯にかけてもよし、すすりこんでも腹の底からあったまります。
ご飯にかけると普通のカレーとは違って、出汁が入っているのでとろりとしながら、和風のキリッとした味です。
カレーでありながら出汁でもある、ねこまんまのようなぶっかけごはんのようでもあり、ちょっと背徳的でしかもばつぐんにうまい。
ここでしか味わえない味です。
はふはふと湯気を頬張る。
最高です!
これだけで満たされるのに、さらにカレーうどんです。
炭水化物+炭水化物です。
寒い冬のエネルギーです。
まず麺が輝いてみえます!
熱い汁の中にあって、これだけもちもちしこしこした麺は、ほかに知りません。
食感が面白くて、何度もくりかえして、すぐ食べてしまいます。
カレーの汁のからんだ細めのうどんのうまいこと。
残った汁を飲み干します!
焼けつくように熱く、濃厚な汁、シャキシャキのネギ、もちもちの麺、無駄なものがいっさいない空間です。
それが最高だなと思います。
熱くなった体に冷たい水を飲み干して、屋台からより寒い外に出ると銀座の夜が輝いて見えます!
腹の底が別の生き物のように熱をもっています。
マフラーを外したままコートの前をしめてほかほかで帰路につく幸せ。
ついつい寄ってしまう店です!