冬なのに暖かい日でした。
リベラ五反田店に行ってきました!
リベラは目黒と五反田にありますが、私は五反田のリベラが好きです。
それはここがただ肉を食う空間だからです。
肉を食ったやつは出ていけ、肉を食いたいやつは入ってこい。そんをな感じのお店です。
カウンターしかない店内で、無愛想な店主と肉を食う。
この店に行くと不幸なことが起こります。
い○な○ステーキでは満足できなくなります。
(実体験です)
ステーキ、子供の頃あこがれて、想像して腹を鳴らして、でも食べたら固くてなんかがっかりした記憶があります。
リベラのステーキは塩こしょうをほどよくかければ、子供のころの想像に近い味がします。
(さすがに想像を越えられませんが、かなり近かったです)
満たされる味です。
欲望が刺激され、体がもっとと求めるのではなくて、食べ終わると手をあわせたくなります。
血肉になるうまさと言うか…
帰り道が輝いて見えて、体があたたかくなります。
リベラのステーキは特製ソースか塩こしょうでいただきます。
私は1ポンド(450g)の大きなステーキを、半分は塩こしょうで、半分はソースで食べます。
どちらも細心の注意を払ってかけます(ソースもかなり濃い味です)
塩こしょうを適度にふったリベラのステーキは甘いです。
うまみとあまみのちょうど中間くらい、幸せな味がします。
ナイフとフォークでぶ厚く切ったステーキ、レアに焼けたそれは鉄板で熱せられて刻々と焼き加減を変えていきます。
焼き加減が変わりながら、レアからミディアム、ウェルダンに焼けて、味を変えていく肉をほおばるのが好きです。
すごいさっぱりして肉がおいしい。
牛肉のくささがなくてさわやかにうまい。
余韻を残しながらご飯を食べる幸せ。
食べても食べても1ポンド、食べごたえがあります!
ただ、気づけば食べ終わっています。
肉汁とコーンを残して。
さびしい余韻に、コーンを肉汁にひたして食べるのも好きです。
甘じょっぱい。
つぶつぶコーンを少しずつ食べていると、お腹の底から満足感がこみ上げてきます。
注文から食べ終わるまで15分。
人のステーキを見てつばを飲み、じゅうじゅうと言う音に感動して、この肉の塊を好きにできる喜びを味わい、切り分けてこぼれる肉汁にまたつばを飲み、食べる喜びふるえます。
夢のような時間でした。
一大テーマパークのよう。
小汚ない薄汚れたカウンターだけの店です。
1ポンドステーキ、期待を裏切りません。