雨がちらつくとても寒い夜、1ヶ月前から予約していた焼肉屋さんに行ってきました。
渋谷駅を出てセンター街を越えて、井の頭通りをまっすぐ歩いて横浜系ラーメン屋の手前を曲がってオルガン坂を登って細い路地を入ったところにあります。
(わかりづらいです)
店は外から見るととても小さく見えます。つつましく出ている看板、炭で汚れた店内けれど19時30分開店前から人が並んでいます。
あたりまえのように満席でした。
カウンターの一番奥に通され、まず飲み物を頼み、肉を頼みます。
おすすめのお刺身(肉)、ホルモン(レバー、ぜんまい、ミノ、ギアラ)、それから上タン、上カルビを頼みました。
まず飲み物と肉刺しが運ばれてきます(たれかかっています)
たっぷりのネギとカラシでいただきます。
おいしい
腹ペコだったこともあり、ジーンと体の中に喜びが生まれます。
タレだけで食べる。ネギをたっぷり乗せて食べる。カラシをたっぷりつけて食べる。
さっぱりしていてみるみるなくなります。どこの部位なんだろう❓
狭い店内は、ぎゅうぎゅうのおきゃくさんの中、店員さんが忙しそうで、質問する空気ではありませんでした。
おとなしく料理を待ちます。
真っ赤に熱せられた炭が運ばれてきました。ジンワリと座席が熱くなります。
取り皿にレモンが乗せられて来ます。
そして肉が運ばれてきます!
まず塩コショウをふられたレバー。
熱い炭ですぐ焼けます。
食べると肉のうまみが広ひろがります。
さっと焼くくらいで食べるのが、すごくおいしい。
生の美味しさと、臭みのない内臓の複雑な味が広がって、酒がすごく飲みたくなりました!
肉刺しといい、すごくアダルトな焼肉屋だと思います
(でも明日大事な営業で酒が飲めない(>_<))
上タン、さっと焼いてレモン汁で肉の食感を楽しみ、1枚1枚大切に焼いて食べます。
ゼンマイ、貝のようなコリコリをしぼりたてのレモン汁で、さっぱりして歯応えが楽しい(酒を飲んでしまおうか…)
ギアラ、ミノ、火が燃え上がります。
特製のタレをたっぷりつけて食べます。カリカリな食感と噛み締めるとあふれる油が体をつつみます。
モツの甘い油と、あまじょっぱいタレが最高に合います。
ご飯がほしくなり、白米をもりもり食べました!
カルビ、滴る油をタレとレモン汁で交互に食べました。ご飯を食べ終わってしまったのが残念です!
さっぱりしたものから、濃い油ものまでグラデーションでしっかり肉を楽しめました。
ここで辞めても心と体が満たされていたのですが…
最後カレーです。
ほろほろになるまでいろんな肉を煮込みまくったカレー、これが食べたかった!
肉がこれでもかと煮込まれているのに、やさしいカレーでした。
やや甘口でほろほろの肉を吸い込むように食べてしまいました。
お会計をして外に出ると、温められた体にひんやりとした空気が気持ちいい。
店はいまだ喧騒につつまれて炭が運ばれ空いた席にお客さんがつめこまれます。
常に満席です。
幸せな時間でした。