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【2019/11/22平穏死という選択(長尾和宏)②】

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長尾先生の公演について後編です。

平穏死というものについてテクニックとしては主に2つ紹介されました。

①無理に点滴を入れるな。ターミナルケアでは自然な脱水を受け入れよう
②自分の死に方についてもっと相談し意思を示しておこう

②はプラスして癌で死んだ芸能人の説明でした。
大橋巨泉星野仙一小林麻央川島なお美

①から説明します(前編でも話しましたが、これがやっぱりインパクトが大きかったです)

長尾先生の話、ドキリとする内容がよく出てきます。

阪神淡路大震災で医師をやっていたが、死体が山ほど運ばれてきた。
土砂に埋もれた死体だが、10日目以降は死体しか運ばれてこなくなった』

人が飲み食いしないで生きられるのは10日が限度なんだという話につながるのですが、実体験が壮絶すぎて説得力がありすぎです。

水も食事もとらないで生きられるのは10日。
水さえとれれば成人なら数年は生きられるみたいです。老人でも数ヶ月は生きられると言います。

だから腹水がたまるむくみがでる腸が詰まる。点滴を入れすぎているんだという話でした。

腹水がたまってどうしようもない患者が先生のところに回されて、なにをしたかというと3日間なにもせず待ったそうです。自然と水が抜けて腸のつまりが解消されて、3日目にオナラが出た。

一月後以前その患者を受け持っていたDrから連絡があって、あの患者どうやって亡くなったか聞かれて、まだ生きてご飯食べれているよと答えたそうです。
(そんなことがあって平穏死の本を書いたみたいです)

②はもっと自分の死に方に自己表現をしてもいいんじゃないか? という話でした。

(現在死に方を決められる人は3%で、医師が約30%、家族が約70%その人の死に方を決めているのが日本の現状だそうです)

家族だって医師だってムダに苦しめたいわけではないでしょう。

だから家族、医師と人生会議を開いておきましょう。そうしておくことが後悔しない終活のために大切なことだと先生は言います。

大橋巨泉さんはそれができなかった。
在宅の医師からどこでどうやって亡くなりたいか聞かれて、自分では家で仕事に復帰する気でいたのに、それが叶わないと言われたような気がして、体から覇気が抜けてしまい、その後モルヒネ(麻薬)を服用して意識を無くした(ここで亡くなられていたら本人が望む安楽な死だったろうとのこと)奥さんは驚いて救急車を呼んで、そのためご本人はチューブで繋がれて3ヶ月後に亡くなった。

だから奥さんは在宅の医師を訴えようとしているし、ご本人は安楽に死にたいという希望が叶わなかった。

家族会議ができていなかったため、救急車を呼んでしまったために起きた悲劇だと話していました。意識を無くした時にそなえて一筆書いておくべきだと先生は言います。

また救急治療室に入る前にでも少しの時間でも人生会議をするべきだと。

逆に終活ができたのは星野仙一さん、小林麻央さん、じゃないかという話でした。

星野仙一さんは死の1日前までトイレに行けた。おせちを食べて、ふらつきながら娘の手を借りずにトイレに行って1月4日に亡くなられた。

小林麻央さんは『KOKORO.』というブログを書いており、それが大きな反響を与えた。
その中で最後まで食べていた。
死の1日前でもグレープフルーツジュースを飲まれたそうです。
(生きることは食べること、歩くことだと先生は言います)

医師しか見られないサイトで、海老蔵さんが最後『麻央が愛してると言った』と語ったことに対して、そんなことはありえない海老蔵さんは虚言癖があると出回ったそうです。

そんな症例を見たことがないから信じられない。

ただ長尾先生の病院では同じような30歳前後の女性でも同じ症例が見られるそうです(だから講演しているのだと思います)

川島なお美さんは死の1週間前まで舞台に立っていた。
その動画を見ながら先生は声がこれだけ出せていると言っていました。

終活は結局生き方の一部なので、いい悪いの判断はほかの人にはできないと思います。

ただ必ず来るものですし、誰にでも来るものです。
今回の講演を聞いて私は点滴で溺れて死にたくないと思いました。

みなさんの考える機会になればと思います。